♪♪ Foreigner － Waiting for a girl like you (1981)

聴けば聴くほど、シンセのリフは氣志團の「ワン・ナイト・カーニバル」の元ネタじゃね？
・・・・と思う今日この頃です。

元ブラック・シープのルー・グラム、元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルド、元スプーキー・トゥースのミック・ジョーンズをはじめ英米３人ずつ６人で結成されたスーパー・グループ、フォリナー。
（現在いるオリジナルメンバーはミック・ジョーンズ唯一人）

フォリナーを本格的に聴きだしたのは、1984年の映画「フットルース」を観てからですね。
ケヴィン・ベーコン初主演の映画でした。
「13金」でジェイソンに秒殺されたB級役者がこの映画で大ブレーク。
今やケヴィンは押しも押されぬ名脇役であることは言うまでもありません。

挿入歌のフォリナー「ガール・ライク・ユー」は1981年発表4thアルバム『４』に収録され、アルバムは世界で1500万枚を売り上げるモンスターヒット。
映画ではこれ以外にも名曲がズズズイーーーーーーーッと。

ケニー・ロギンス「フットルース」

ボニー・タイラー「ヒーロー」
麻倉未稀がカヴァーしたドラマ『スクールウォーズ』のテーマ曲

ムーヴィング・ピクチャーズ「ネヴァー」
ピンクレディーの未唯がカヴァーしたドラマ『不良少女とよばれて』のテーマ曲

アン・ウィルソン&マイク・レノ「パラダイス～愛のテーマ」
ドラマ「金曜日の妻たちへパートⅡ」のテーマ曲



今でも聴くと、泣き虫な熱血先生やチェーンを振り回す女子高生を思い出します。これらの曲を網羅したサントラ盤は売れまくって１０週№１をキープ。37週トップをキープしたマイケル･ジャクソンの"Thriller"(1982年）、24週キープしたプリンスの"Purple Rain"(1984年)に比べるとセールスは落ちますが、それでも同時期のマドンナの"Like A Viegin"が3週、スプリングスティーンの"Born In The U.S.A."が4週という結果を見ると、素晴らしい売り上げだったことが分かります。

ところで・・・『産業ロック』という言葉をご存知でしょうか。
70年代後半に日本の音楽評論家（S・Y）が商業的に成功したロックを批判して広まった言葉なのだそうですが、レーベル、プロモータ等々が営利を優先し、売れる音楽を優先して世に送り出したミュージシャンのロックを指しています。
簡単に言うと売れ線を狙ったロックはロックじゃねーんだ！ということなのでしょうね。
紹介したフォリナーや、ジャーニー、TOTOがその代表格とされていますが、
さてさて、これってどうなのでしょうか。
レーベル、プロモータが営利を追求するのは企業である以上当たり前ですし、それはいつの時代も変わらぬことで普遍的テーマでもあるわけです。
ミュージシャンが目指す方向性と一致せずグループを脱退！！
なんてことはよくあることです。
音楽なんて演奏が下手であろうが、何語で歌おうが、聴き手の好みに合っていればイチャモンをつけられる覚えはないと思うんです。売れようが売れまいが聴き手にはなんの関係もないのです。
だからそんな否定的で陳腐な言葉で音楽を区分けして欲しくないですし、
変な先入観を与えないで欲しい（欲しかった）のです。
言い出しっぺの評論家はそれを意図としていたかどうかはわかりませんが・・・

とにかく、僕はフォリナーやジャーニー、TOTOが好きです。
ただそれだけなんです。