あれこれつべこべと言ってみる。②

▼「復興財源」を大義名分に便乗増税が検討される中、民主、自民、公明、みんな、社民、国民新、たちあがれ日本、新党日本、新党改革、の９党は２０日、２０１１年第１回分の政党交付金を何の躊躇もなく全額受け取った。その額なんと約８０億円、年総額では約３２０億円（民主・自民だけで約２７０億円）にのぼるという。
被災者への義援金の第１次配分は１世帯３５万円（住宅の全壊・全焼・流失に対して）の支給額が決められたが、この政党交付金の年総額はその９万世帯分に相当する。

週末になるとテレビ出演でアルバイトに励む政治屋だが、与野党共に真剣に政党交付金返還を提言しようという議員はいない。今回の震災でもわかった通り、大震災から約４０日以上も経ちながら何の役にも立たない国会議員こそ最大の無駄である。

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▼今や保安院の顔ともなった西山とかいう審議官って、何が嬉しいのか、時々笑みが浮かんでいるように感じるのは気のせいだろうか。

水の深さも満足に確認できない輩が、未だ誰も確認していない燃料棒の健全性などわかるはずもない。

東電は２１日、福島第一原発２号機の取水口付近から海に流出した高濃度汚染水の総量に関する推計を発表した。それによれば今月１日から６日までに約５２０トンが海に流れ込み、汚染水に含まれていた放射性物質の総量はヨウ素やセシウムなどの合計で約４７００兆ベクレル＝４７００テラ・ベクレル（テラは１兆）に上ったという。
放射能に関する用語はややこしいのでピンと来ないが、これは国が定めた放射性物質年間流出制限量の２万倍に相当するという。つまり、『たった６日間で、年間流出制限量比で２万年分の放射性物質が海に垂れ流された』 ことになる。

４、５日に集中廃棄物処理施設などから海に緊急放出された汚染水約１万トンの放射性物質の総量は０・１５テラ・ベクレルで、今回の量はその約３万１０００倍。いったいこれのどこが「健康への影響はない」なのか。

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▼雨の土曜日、スカイツリーの天辺が雨雲に覆われていた。



やりすぎゲンダイ。誰でも食いつきそうな記事で釣る手法は東スポと同じ穴の狢。
でも、すぐ謝罪したのは評価できる。

http://www.tokyo-skytree.jp/news/2011/04/post-50.html

日本は耐震に優れた建物を作る技術は世界一。
さすがです。

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▼この週末、元キャンディーズの田中好子（愛称：スーちゃん）さんの訃報が、テレビやスポーツ紙を中心に大きく報じられた。

キャンディーズ自体はファンだったわけではないけれど、スーちゃんには特別な感情があったのを覚えている。
小・中生のBergamotは、スーちゃんの愛くるしい笑顔や、むちっとしたミニスカート姿に初めて異性を意識していたかも・・・。
いえ、長男だったせいか、年下の男の子が年上に憧れていたのかも知れぬ。
そして、普通の女の子になれば、もしかして・・・
芸能界よりもっと身近な存在になるかもしれないなんて、今思うと邪な妄想が働いていたような気がする。

訃報が取り上げられる度、主演した映画『黒い雨』の衝撃的ワンシーンが繰り返し登場。それは小船に揺られる彼女が防空頭巾から暗い空を見上げると、その頬にコールタールの様な「黒い雨」が降り注ぐシーンである。
白黒フィルムながら、ひときわ目立つその黒さが、映画の主人公としても田中好子さんとしても、それからの彼女の人生を襲う試練を暗示しているようで胸が締め付けられた。

享年５５歳。あまりにも早すぎる死。謹んで哀悼の意を表します。

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あれこれつべこべと言ってみる。①