アルマゲドン 【DVD】

世紀末、全人類にこの映画を捧ぐ。
集結せよ。
地球最後の日、６０億の明日はたった１４人に託された。
そしてその任務に選ばれたのは石油採掘のスペシャリストたちだった。
刻々と迫る滅亡へのカウントダウンの中、
人類の運命を委ねられた１４人の男たちは小惑星へと飛び立った！

1998年公開。

こないだもTVでやってました。（何度観たことか・・・・）

「小惑星に穴開けて核爆弾を仕込もう」という発想からツッコミどころ満載なこの映画。本気で娘の彼氏を殺しにかかるB・ウィリスや、油まみれの男たちがNASAに集結という、ふつう絶対ありえねー男祭り的な展開から笑わしてくれる。NASA長官のトルーマンが非現実的なアイデアを持ち寄る職員に対し、「もっと現実的な案はないのか！」と叱咤する場面は、この作品指しているようで（笑）

ただの掘削屋が米大統領の演説をバックにシャトルに乗り込むシーンは、ものすごくカッコよく見えたり、チョイ役で松田聖子が出演していたのには驚いたり。怪しいロシア人飛行士を演じたピーター・ストーメアが素晴らしい演技やったなあと感心したり。リブ・タイラーが二十歳そこそこなのに艶やかでめっさ綺麗に見えたり。

一方では、Ｂ・ウィリスに感情移入すればするほど、ラストのベタな親子愛に泣いちまう。娘グレース（リブ・タイラー）はパパが嫌いなんて嘘をついていたと告白するシーン・・・

消え逝く父に対し、
「私のいいところはすべてパパからもらったもの」

父親にとっては最高の褒め言葉だよなあ。
（ああ～ばかヤロォ～～
・・・入り込んじまえば・・・
冬ソナだって泣けるんだいっ！）

そして、バックで流れる曲がどれもこれも秀逸。

Aerosmith － “I Dont Wanna Miss A Thing”
Journey － “Remember Me”

エアロスミスやジャーニーだけじゃない。ZZトップ、ボン・ジョヴィ、ボブ・シーガー、シャンタール等々。サウンド・トラックは余程のことが無い限り買わないのだが、これは即買しました。

封切りは１０年ほど前ですが・・・
観客の中に、ニッカポッカはいた若い職人のアンちゃんグループがいましてね。上映前は、「コーラも買って来いよ～」みたいなことをへらへら言って騒いでいましたが、上映終了後、みんな顔を手で覆い、足早に去っていったのが思い出されます。
泣くことでカタルシスを味わっちゃったのかなと。

・・・・・単なるSFパニック映画ではないことは確かだ。「笑」あり「涙」あり、
そのギャップが大きいければ大きいほど、僕的には、日本人好みのドラマチックな寅さん的コメディー映画だと位置づけている。

Journey
Remember Me

Aerosmith
I Dont Wanna Miss A Thing

Aerosmith - I Dont Wanna Miss A Thing
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