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As time goes by.~日々の残像、泡の痕~ここは日常のヒトコマを切り取る場所。日々の想いや感じたままの言葉の置き場所。
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12年前の願いを形に…相川七瀬、デビュー15周年ライヴ開催
2009年11月8日でデビュー15周年を迎える相川七瀬が、これまでの活動のすべてを披露するライヴ<Live Emotion 2009 Easer>を9月9日にC.C. Lemon Hallにて行なった。1995年に「夢見る少女じゃいられない」で衝撃的デビューを飾り、翌年1996年には1stアルバム『Red』が270万枚を超えるメガヒットを記録と、一世を風靡した相川七瀬。12年前の1997年9月9日は、自身初の日本武道館ライヴを行なったという記念すべき日であり、“干支が一回りする今年には絶対にステージに立つ!”と、当時から心に決めていた相川の願いが、2009年の9月9日、見事に叶った形だ。(続きはBARKS

ある日突然、毛嫌いしていたアーティストを好きになる不思議

相川七瀬を初めて見たのは深夜のTVCMだった。
デビュー曲“夢見る少女じゃいられない”のプロモーションスポットだ。
第一印象は「なんだこいつぜってー売れね~」であった。
その後、徐々にメディアで取り上げられ、やれ“和製ジョーン・ジェット”だと、
モテはやされるたびにイライラしていた。

「なんだなんだこいつロッカーか」
「中途半端にロックやってんじゃねーよ」
醜い売れ線狙いだ、みたいな怒りだったかもしれない。
ところが、世の中蓋を開けてみれば、
“夢見る少女じゃいられない“は50万枚を超えるヒット。
1stアルバム“Red”は270万枚を売り上げダブルミリオン達成。
まんまとa-vexの戦略が大当たり。

別に曲が嫌いなわけではなかった。
歌はうまいし、
プロデュースが織田哲郎だってことも関係なく。



なのに、なぜそこまで毛嫌い?



よくよく考えてみると、イラツキの原因はルックスに起因していた。
断っておくが、出っ歯だけどブスじゃない。
むしろ、すごくかわいいほうだ。
ただ、これは、女性ロッカーを目指す者にとっては致命的。
かわいい顔して♪夢見る少女じゃいられな~いと歌われてもねぇ。
夢見ていたほうがよっぽど似合っているよ。とツッコミひとつも入れたくもなるってもんだ。
「じゃリン子チエ」がロックやったら相川七瀬になるよ。と言った人もいたが、
別に大阪弁だからという理由だけでもあるまい。
おそらく、彼女のデバカワ系とロックのミスマッチ感を憂い、
ただ“鉄と小鉄はほっといていいのかおい”とツッコミたかっただけだろう。

ともかく、ジョーン・ジェットはかわいいか?

100%
否だ。

ジョーン・ジョットつー女性ロッカーは、


女傑ハードロック軍団・ランナウェイズ解散後、そんじょそこらの野郎どもより雄々しくソロ・デビューし、
革ジャン、革パン、歌舞伎の隈取りを彷彿とさせるアイラインを武器に、
今ではろっけんろーらーのエタニティ・アンセムとなった「I LOVE ROCK N ROLL」(82年)を
威風堂々ヒットさせた女傑中の女傑だぜ?

日本でいうなら、

シーナ(&ロケット)は?
アン・ルイスは?
カルメン・マキは?
寺田恵子は?

ま、見ようによっては美人かもしれないが、ある種の“スゴミ”を持っていて、とても“かわいい”とはいえない。
アタクシの独断と偏見で、このスゴミを持っていないと、とても革の上下を着ることはできないし、
ロックンロールは歌えないのである。
女性ロッカーは選ばれた者しか許されない商売なのだ。
もしも彼女が、歌謡ロックのガールズ・バンド「プリンセス・プリンセス」のような、
ポップな方向へ進んでいたらまた違った印象だったかもしれない。
しかし、彼女は己の道を変えることはなく、“不良少女のロック路線”をひた走り、
革ジャンに革パンを着続けた。七瀬の己を知らぬ暴走はもはや誰も止めることはできない。
ここまで来ちゃうと完全に見る気も聴く気も失せていた。

“かわいい顔にハードな衣装”というチグハグ感にイラっとした者は少ないないはずと信じたい。


が、

どうだろう。

いつの間にか・・・


エアロ・スミスの同名作品でもある「Sweet Emotion」をリリースしたあたりから、
そのイラだちは潮を引くように収まり、むしろ彼女に好感を覚えるようになった。
髪を赤茶色に染め、化粧もそれっぽく濃いめにするなど、
彼女自身もヘヴィなコスチュームに“顔負け”しないような自分自身を創り上げ、
さらに♪今宵ふたりどこまでもゆこぉと自らオトコを夜の伽に誘ってしまうような、
積極的ラヴソングを拳を振って歌うあたりがとてもカッコエエと思えるようになった。
「おお、がんばってんじゃん!よくもここまできたな」というある種の賛辞を贈ったものだ。
まてまて、目が慣れてしまった・・・・・・のほうが正解か・・・。
いえいえ、“相川七瀬とはこういうものだ”と納得したのだ。
それは“相川七瀬”というブランド、ジャンルというものを確立したに等しい。

慣れてチグハグ感さえなくなってしまえば、
もともと歌もうまいし、かわいらしい彼女を嫌う道理はない。
気づくと彼女は、安室奈美恵や華原朋美、Puffyとともにカラオケ人気で四天皇に挙げられるようになり、
いつしか2ndアルバム「paraDOX」を車でよく聴いていた。



似合う服と好きな服は違う。
好きなことを商売にしても絶対うまくいくとは限らない。
実際そうだと思う。
おそらく彼女だって鏡に写った革姿を見てしっくりこなかったに違いない。
そうでなければ、髪型を変えたり工夫したり努力する必要もないからね。
周囲からもちょっと違うんじゃない?なんてことも言われたであろうことは想像に難くない。
普通なら、ここで路線変更もありそうなもの。
しかし彼女は違った。
着続け、歌い続け、自分をさらけ出し続けて、
似合わなくても、やり続ければ世間を納得させられるということを、
彼女は身をもって実証した。

つけ加えると、
彼女はデビュー前から織田に師事し、曲に合わせた詩を何篇も書いて、たゆまぬ努力を重ねた“ホンモノの努力家”だってことを後で知った。
ロック=革ジャン=スゴミという偏見、価値観のない女子中高生には、
彼女はデビュー当時から絶大な人気があったのは周知のとおり。
服やルックスなんて関係のないことだ本来は。
何を使おうが、何語で歌おうが、関係ないのだロックは。
“歌いたい曲を歌いたい時に歌いたいようにパフォーマンスする”
という本来のロック魂を忘れていた。

「継続はチカラなり」

振り返ってみて、改めて彼女に教えられた気がします。
ありがとう、七瀬。
祝15周年。

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無題
相川七瀬って聴いた事がなかったんですが、こうしてBergamotさんのところで知ったのも何かの縁。聴いてみようかなって思います。食わず嫌いは損しちゃいますもん(笑)。

ところで1つお尋ねです。もしやヤプログの方にもブログをお持ちですか?いえ、Bergamotさんのお名前が足跡のところにあったので。勘違いでしたらごめんなさい。
ichliebees URL 2009/09/12(Sat)08:55:11 編集
Re:無題
ぜひぜひ聴いてやっちゃってください^^

えっと、ヤプログにはブログ持ってませんが、
会員登録はしてます。
たぶん、ログインしたままクッキーが残ってたんじゃないかな(汗)
【2009/09/12 23:47】
相川七瀬
「夢見る少女じゃいられない」好きでしたよ~(笑)

ノリがいいし、可愛いし、ってことで抵抗なく好きでした。
自然に体が受け入れる曲好きです。

ちょうど店をやってるころで、若い人と一緒になって歌ってました♪
kasaburanka URL 2009/09/12(Sat)23:56:31 編集
Re:相川七瀬
イケイケkasaburankaさんでしたか^^
確かにね、いい曲なんですよ。うん。
今では全然嫌いじゃないです(自爆)
【2009/09/13 01:56】
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